きょうの三題噺 【Dappi・群馬・りそな銀行】
きょうの三題噺
【Dappi・群馬・りそな銀行】
『しんぶん赤旗日曜版』のスクープによると、群馬出身の自民党本部の事務総長の元宿仁氏(もとじゅくひとし氏・76歳)の親戚がDappiのK社長だった。K社長は元宿氏関連の群馬の土地に17年5月に家を新築しているほどの親密な仲。しかも社長は、りそな銀行衆議院支店で住宅ローンを組んでいた。
Dappi運営の(株)ワンズクエストには自由民主党から759万円がふりこまれている。さらに群馬選出のドリル優子こと小渕優子衆院議員の名前も取引先に登場。たぶんDappi社の「りそな銀行衆議院支店」の口座開設にはK社長の同郷の小渕優子議員か、ここに口座をもつ元宿氏の口利きがあったのかもしれない。
Dappiの社員は15名。フェイク投稿の時間はウイークデイの9時〜5時に限られていて、しかも投稿内容には与党議員でないと知りえない情報があったので、自民党国会議員かその公設秘書がDappiに情報を流していたということになるのではないか。
Dappiの取り引き先には自民党や小渕優子議員の名前だけでなく、(株)システム収納センターが登場するが、この自民党のダミー会社の歴代取締役に岸田文雄や甘利明が「充て職」で出てくるが、群馬出身の福田元首相の名前もある。
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この土地に「瑞穂の國祈念小學院」なる右翼教育の学校を建てる資金を貸し出したのは「りそな銀行高槻支店」だった。りそな銀行高槻支店の貸付け担当行員は公明党の国土交通大臣だった冬柴鐵三議員の子息の冬柴大氏。晋三は安保法制の審議で紛糾する国会を2015年9月4日にこっそり抜け出して大阪の冬柴鐵三氏経営の「かき鐵」で密談している。(密談なのに写真あり^^)。翌9月5日に昭恵夫人は森友学園で講演し「主人からです」と百万円を寄付して、この右翼学校の名誉校長になる。
ところがDappiは、赤木俊夫さんの自死は、立憲民主党の小西参院議員や杉尾参院議員が財務省の近畿財務局に乗りこんで赤木さんを1時間も吊し上げた翌日だったと事実無根のとんでもないフェイク投稿をしていた。
もし、自民党が政党助成金や官房機密費という国民の税金を使って野党への卑劣なデマ攻撃をフォロワー16万余のDappiにさせていたとなると、世論調査会社に圧力をかけていたことがばれて辞職に追い込まれたばかりのオーストリアのクルツ首相のスキャンダルの比ではない。
岸田首相がこれほど慌てて衆議院解散に踏み切ったのはDappi問題の国会追及から逃げたかったせいもあったのだろう。